Jの録音図書 「ばんば憑き(DAISY版)」
ばんば憑き(ばんばつき)
江戸の湯島天神下で小間物商を営む「伊勢屋」の若夫婦・佐一郎と志津は子宝に恵まれず、親の勧めで箱根へ湯治旅に出る。婿養子の佐一郎は、我儘な志津の機嫌を取りながらの旅である。帰途、悪天候に見舞われ足止めされた戸塚宿で老女との相部屋を請われ受け入れる。不機嫌な妻をよそに何かと世話を焼く夫に老女が語り始めたのは五十年前の忌まわしい出来事だった。 “ばんば”とは恨みの念を抱いた亡者のこと。老女の声がいつの間にか別人の声に…。(表題作)他6編の、胸を打ち心にしみる怖くも哀しい不思議な物語。江戸の怪奇短編集。
- [ID]783-D(DAISY版)
- [音訳者]佐野 恵美
- [出版社]角川書店
- [収録時間]10時間21分
- [発売年月]2012/03
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