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Jの録音図書 「脊梁山脈(CD版)」

脊梁山脈

脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)

乙川 優三郎

15年前、矢田部信幸は上海からの復員船が着港した佐世保で小椋康造と知り合った。 列車の中で体調不良に陥った矢田部を助けてくれた恩人である。ちゃんとお礼が言いたいと、小椋を探すうちに彼が木地師だとわかる。 木地師とは、ろくろを回して、木で椀(わん)や盆、こけしなどを作る古代からの職人だ。 木工に魅せられ、その源流とこの国のなりたち、暮らしのありようを辿ってゆく信幸。 それは、戦争で失ってしまった生の実感を取り戻す旅でもあった。 旅の途中で出会う、二人の女性。 信幸は対照的な二人に惹かれていく。著者初の現代小説。

第40回大佛次郎賞

  • [ID]833-C(CD版)
  • [音訳者]粕谷智子
  • [出版社]新潮社
  • [収録時間]14時間54分
  • [発売年月]2014/02

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