Jの録音図書 「等伯〈下〉(CD版)」
等伯〈下〉(とうはく げ)
信長の時代が終わり、豊臣家の天下となっていた。 信長軍の追跡から解放された信春は、かつて世話になった浮橋の女将、玉尾と偶然再会した。 玉尾から、扇屋を任せられ、繁盛させていた、そんな中、狩野松栄が前触れもなしにふらりと訪ねてきた。 松栄は、秀吉から信用されていない息子永徳を心配し、狩野派に依頼された聚楽第(じゅらくだい) の襖絵製作の協力を信春に依頼する。 協力を承諾したものの、永徳は信春を絵屋と蔑み、暴言を吐いた。そこで、信春は絵の対決を申し出る。 画題は山水花鳥図の中の梅に小禽図(しょうきんず)。その勝負の行方はいかに。 狩野派と長谷川派の対立、次々と襲う悲劇を乗り越え、松林図屏風を完成するに至るまでの、等伯の人生とは・・・。
第148回直木賞
- [ID]838-C(CD版)
- [音訳者]角田 明義
- [出版社]日本経済新聞出版社
- [収録時間]12時間55分
- [発売年月]2015/09
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