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Jの録音図書 「黒書院の六兵衛 下(DAISY版)」

黒書院の六兵衛 下

黒書院の六兵衛 下(くろしょいんのろくべえ げ)

浅田 次郎

慶応四年戊辰(つちのえたつ)四月十一日江戸城は政府軍に引き渡され、居残っていた幕臣もあらかた去った中、 隼人は相変わらず座り続ける「六兵衛」を立ち退かせるため奮闘していた。何人(なんぴと)の説得もことごとく失敗。 足かけ八か月、彼は「御書院番宿居部屋(ごしょいんばんとのいべや)」を振り出しに次々と部屋を移動。 ついには将軍家の御座所「御黒書院(おくろしょいん)」へ。殿席を上げつつ一段と成長、貫禄を身につけてしまっていた。 はたして天朝様ご入城の十月十三日迄に立ち退かせることが出来るのか…。 江戸から明治へ移行の混乱期、人々に最後の武士と言わしめた「的矢六兵衛」の起こしたおかしくも切ない大騒動記。

  • [ID]849-D(DAISY版)
  • [音訳者]粕谷 智子
  • [出版社]日本経済新聞出版社
  • [収録時間]9時間32分
  • [発売年月]2014/08

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